家電の買い替え時期を徹底解説|元店員が教える最適なタイミングと節約方法

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家電を買い替えるタイミングは、そこまで頻繁にくるわけではありません。だからこそ迷ってしまうことが多いと思います。

数十万円になる家電を買い替える時には、やはりお得に買い替えたいものです。

「まだ使えるけど買い替えるべき?」
「壊れてから買う方がいい?」などの質問は、店員時代に多く聞かれました。

この記事では、家電買い替えの3つの判断基準、主要家電ごとの具体的な買い替えタイミング、買い替えで損しない「お得な時期カレンダー」などを紹介していきます。

第1章:家電買い替えの3大判断基準

家電を買い替えるタイミングの判断基準は大きく分けて3つあります。

1. 年数基準:安全性を重視した判断

家電には安全に使用できる設計上の標準使用期間が設けられている場合があります。

例えば:

  • 洗濯機:7年
  • 扇風機:10年

この制度は、長期間使用することによる経年劣化のリスクが大きく、長期間使うことで重大事故の発生確率が一定以上ある製品について記載を表示するものです。

表示対象の家電:

  • 電気食器洗機(ビルトイン式)
  • 浴室用電気乾燥機
  • 扇風機
  • 換気扇
  • 洗濯機

この年数を過ぎてもすぐに故障や事故が起こるわけではありませんが、この年数以降は事故が増加すると算定されているため、買い替えの目安となります。

こちらの表示規格がなくても、家電には使用期間の目安があるので、その期間を過ぎたら買い替えを検討してもいいでしょう。

2. コスト基準

ランニングコストで判断

家電には購入時にかかるイニシャルコストと、使用していくことでかかるランニングコストがあります。
古い家電は今ほど省エネ性能が高くないことが多いので、買い替えることでランニングコストが大幅に下がることがあります。

冷蔵庫でいえば、15〜20年前の機種は、電気代が現在の約2倍となっています。最大で年に1万円くらいの違いになりますが、月に1,500円ほど安くなる計算です。

また、エアコンもお掃除機能なしの機種からお掃除機能ありの機種にすることで、電気代が安くなる場合もあります。

修理 vs 買い替えの判断基準

現在使っている機種が壊れてしまった場合は、修理代と新しい機種を購入する金額がどのくらいの差があるかチェックする必要があります。

修理代の例として、パナソニックのドライヤーが5,500円ほど、ダイソンの掃除機が22,000円と定額のこともあります。また、冷蔵庫や洗濯機は100,000円以下で修理できる場合がほとんどです。

一方で有機ELテレビなどは修理代が30万円を超えることも多く、その場合は買い替えた方がいい場合もあります。

修理代の目安は各メーカーのサイトで確認することができます。

修理診断ナビ 修理料金の目安 | サポート | Panasonic
故障診断ナビ│サポート・お問い合わせ
シャープ製品の故障診断ページ。故障かな?と思われる症状について、確認ポイントに回答する形式で診断、解決方法をご案内します。万一、故障と診断された場合は、そのままインターネットで修理のお申し込みもできます。
修理料金の目安:日立の家電品
日立の家電品に関するさまざまな情報をご紹介するサイトです。商品情報、お客様サポート(よくあるご質問、部品・消耗品、取扱説明書検索、日立のお店検索、お問い合わせ)等の情報がご覧いただけます。

3. 性能基準:新機能の魅力で判断

家電は大抵、年に一度新しいモデルが発売されます。ほとんどはマイナーチェンジですが、数年に一度、新しい機能が追加されることがあります。

【この10年で追加された主な新機能】

  • 冷蔵庫:AIによる自動節電、スマホ連携、除菌機能、カメラ搭載機種
  • 洗濯機:自動投入機能、温水洗浄、スマホ操作
  • エアコン:AIによる快適温度制御、凍結洗浄
  • 掃除機:水拭き機能、自動ゴミ収集、マッピング機能

「この機能があれば生活が変わる」と感じたら、買い替えを検討する良いタイミングです。

第2章:家電カテゴリ別・買い替えタイミング

冷蔵庫:8〜12年

冷蔵庫は容量にもよりますが、8年から12年が目安となります。特に古い機種だと20年くらい持つこともありますが、あまり長く使用すると火災などの危険性が高まります。

⚠️ こんな症状は買い替えサイン

  • 冷蔵室の温度が不安定(食材が凍る、または冷えない)
  • 異音がする(コンプレッサーの劣化)
  • 扉の閉まりが悪い、パッキンの劣化
  • 霜が頻繁につく
  • 電気代が以前より高くなった

重要:冷蔵庫は夏に壊れやすい

冷蔵庫が壊れるタイミングは夏が多く、特に35℃以上の日に壊れることがよくあります。

冷蔵庫は冬から春にかけて新商品が出るため、夏に買い替えると高値で購入する羽目になります。壊れる前の冬のうちに買い替えるのが最もおすすめです。

電気代もかなり安くなるので、15年以上使っている場合は即座に買い替えを検討してください。

洗濯機:7〜10年

洗濯機は標準使用期間が7年となっているので、7年以降に買い替えを検討するのが目安です。

2015年以前の機種を使用している場合は、すぐにでも買い替えがおすすめです。この頃から洗浄力と省エネ性能が飛躍的に向上しています。

⚠️ こんな症状は買い替えサイン

  • 脱水時に異音がする
  • 衣類の偏りエラーが頻発する
  • 水漏れや排水不良
  • 洗濯物に黒いカビ汚れが付着
  • 洗剤の溶け残りが多い

洗濯機の故障は脱水時に発生することが最も多いです。異音や衣類偏りが多くなってきたら故障の前兆と考えましょう。

エアコン:10〜15年

エアコンはだいたい10年ほど使えるものですが、実際には12〜13年で買い替える方が多いです。

⚠️ こんな症状は買い替えサイン

  • 冷房・暖房が効かない、効きが悪い
  • 異臭がする(カビ臭、焦げ臭)
  • 水漏れが発生する
  • 運転音が大きくなった
  • リモコンが反応しにくい
  • 電気代が以前より明らかに高い

エアコンは5月に買うのがお得

夏の繁忙期前に購入することで、工事の予約も取りやすく、価格も抑えられます。真夏に故障すると工事まで2週間待ちということもあるため、早めの買い替えがおすすめです。

電子レンジ:5〜7年

電子レンジは故障で買い替える人は比較的少なく、古くなってきたり汚くなってきたりすると買い替える人が多いです。

通常のレンジ機能だけではそれほど劣化しませんが、オーブン機能を頻繁に使う場合は5年ほどで買い替えるのがおすすめです。

⚠️ こんな症状は買い替えサイン

  • 温まりにムラがある
  • 扉の開閉がスムーズでない
  • ターンテーブルが回らない
  • 異音や火花が出る(危険信号)
  • 操作パネルの反応が悪い

炊飯器:5〜6年

炊飯器は長く使っていくと内釜のコーティングが剥がれ、炊き上がりの味が落ちてしまいます。

⚠️ こんな症状は買い替えサイン

  • ご飯がうまく炊けない、芯が残る
  • 内釜のコーティングが剥がれている
  • ご飯がこびりつきやすくなった
  • 保温時の味の劣化が早い
  • 蒸気の出方が以前と違う

最近の炊飯器は銘柄炊き分け機能保温機能の向上など、格段に進化しています。5年以上使っているなら、買い替えることでご飯の炊きあがりが美味しくなる可能性があります。

掃除機:3〜5年

近年、掃除機はスティッククリーナーの需要が高まっており、こういった機種は充電池(バッテリー)を使用しています。

リチウムイオンバッテリーの寿命は充電回数で決まっており、約1,000〜2,000回の充電すると寿命(70%以下になる)といわれています。

大体3年くらい使うと、バッテリーの劣化が顕著になり、まともに使用できなくなることもあります。

バッテリー交換 vs 本体買い替え

  • バッテリー交換費用:約20,000円
  • スティック掃除機の新品:30,000〜80,000円

使用している機種の価格によっては、買い替える方がお得なケースも多いです。

⚠️ こんな症状は買い替えサイン

  • 充電の持ちが悪くなった(以前の半分以下)
  • 吸引力が明らかに落ちた
  • 異音がする
  • 充電できなくなった
  • フィルターの目詰まりが頻繁

トースター:5〜6年

トースターは故障より中の汚れ具合などで買い替える人が多いです。本体自体が壊れて買い替える人はそれほどいません。

最近はトースターの機能がかなり向上しており、3万円程度の高級トースターも多く販売されています。

こんな人は買い替えを検討してみて

  • パンを冷凍保存している(冷凍トーストモード搭載機種が便利)
  • トーストをもっと美味しく焼きたい
  • 庫内の汚れが取れなくなった
  • 温度調節が効かなくなった

「バルミューダ」「アラジン」「ビストロ」などの高級トースターは、パンの味が格段に変わります。

ドライヤー:3〜5年

ドライヤーは意外と壊れやすい家電の一つです。

⚠️ こんな症状は買い替えサイン

  • 本体が異常に熱くなる
  • 温風が出なくなった
  • 風量が明らかに落ちた
  • 焦げ臭いにおいがする
  • スイッチの接触が悪い

ドライヤーも最近は高単価な機種が多くなり、さまざまなメーカーがおしゃれで高機能な機種を出しています。

5年ほど使っている場合は、気に入った機種を購入してみるのもおすすめです。

第3章:買い替えで得する時期カレンダー

年間スケジュール

1月:初売り・福袋

1月は初売りセールで福袋などの年始商材がお得に購入できる時期です。

3月:決算セール

3月は決算期のことも多く、在庫をなるべく無くしたいので、価格が下がりやすい時期となっています。

5月:早期取り付け割

この時期はエアコンが安くなる時期です。早期に取り付けることで、真夏と工事を開けることができます。そのため、なるべく夏前に工事を済ませるように本体を安くして販売される傾向にあります。

9月:決算セール

9月は前期の決算期となり、比較的安くなりやすいです。また、商品の入れ替えも多くあるので在庫処分と合わせてかなり安く商品を購入できるチャンスです。

11月:ブラックフライデー

最近出てきたセールですが、11月に行われるセールです。お店によって熱量はまちまちですが、安くなっている場合もあります。

どちらかといえば12月まで待ってもいいと思います。

12月:歳末セール

歳末セールは初売りよりも安くなっていることが多いです。意外と感じる人もいると思いますが、詳しいことは別な記事で紹介しています。

モデルチェンジ時期

冷蔵庫:12-1月
エアコン:1-5月
洗濯機:5-6月
ドラム洗濯機:9-11月
テレビ:11月
掃除機:9月
調理家電:9月

まとめ

家電は買い替え時はいくつかのタイミングがありますが、おすすめなのは壊れる前に買い替えることです。いつ壊れるか分からない家電を、壊れる前の安いタイミングで購入することでかなり節約することができます。

このサイトでは定期的に家電がお買い得な時期などを紹介しているので、是非チェックしてみてください。

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