ハイランダーに隠れて…実は『タンドラ』が日本上陸してアツい
2026年、トヨタの新型ハイランダーが全国発売されるというニュースで盛り上がっていますが、実はこのタイミングで、もう1台の車がいつの間にか日本に上陸しているのをご存知でしょうか。
その名も「トヨタ・タンドラ」。
アメリカでは定番中の定番、フルサイズピックアップトラックです。筆者はなぜかピックアップトラックが好きで昔から知っていたので、今回はこのタンドラについて詳しく紹介していきます。
ピックアップトラックは現状、トヨタのハイラックス、三菱のトライトンの2台しか日本では販売されていません。
しかしアメリカでは、トヨタタンドラ、Ford F-150、シボレーシルバラード、ダッヂRAMトラックなどかっこいいたくさんのピックアップトラックが販売されています。
RAMが一番好きですが、アメリカのピックアップトラックの一つ。タンドラが日本上陸というわけです。
そもそもタンドラってどんな車?

タンドラは、トヨタが北米向けに展開しているフルサイズピックアップトラックです。日本だとハイラックスの方が馴染みがあるかもしれませんが、タンドラはそれよりもさらに一回り以上大きい、いわゆる「アメリカンピックアップ」そのものというサイズ感のモデルになります。
頑丈なラダーフレーム構造を採用していて、耐久性や信頼性を重視した作りが特徴で、荷台部分にはアルミと高剛性素材を組み合わせて、軽さと丈夫さを両立させているのも特徴です。荷台のテールゲートが自動で開閉するあたりは、さすが2026年の新型といったところです。
なぜ今、日本で買えるようになったのか
今回の日本導入の背景には、2026年2月16日に施行された新しい制度が関係しています。
これは、アメリカの安全基準に適合している車であれば、日本国内での追加試験なしで販売できるようにするという、日米間の交渉を経て生まれた仕組みです。この制度を活用する形で、タンドラとハイランダーが国土交通大臣の認定を取得し、国内での販売が可能になりました。認定を受けた車両には、車両後方に認定マークのステッカーが貼られているそうです。
販売は2026年4月2日からトヨタモビリティ東京にてスタートしており、今夏以降は全国のトヨタ店舗でも取り扱いが広がっていく予定とのことです。ちなみに、同じ枠組みでカムリの導入も準備が進められているそうなので、そちらも今後の動きが気になるところです。
サイズ感がとにかく規格外
まずスペックを見て驚いたのがボディサイズです。
- 全長:5,930mm
- 全幅:2,030mm
- 全高:1,980mm
- ホイールベース:3,700mm
- 車両重量:2,600kg
全長がほぼ6m、全幅も2mを超えてくるという、日本の道路事情や立体駐車場ではかなり気を遣うレベルのサイズ感です。とはいえ、この規格外のサイズこそがアメリカンピックアップの魅力でもあるので、「大きいことは正義」というタイプの人にはたまらない1台だと思います。
日本では本当に使いにくいと思いますし、ハイラックスですら駐車場ではみ出してたりするので、悩ましいところです。
パワートレインは3.4L V6ツインターボ
心臓部には3.4LのV6ツインターボエンジンを搭載し、10速オートマチックとの組み合わせになっています。低回転からしっかりトルクが出るタイプのエンジンで、力強い走りが期待できそうです。駆動方式はパートタイム4WDで、悪路走破性を重視した設計になっているのも、ラダーフレーム構造ならではです。
インテリアも本格仕様

インテリアは水平基調のインストルメントパネルを採用していて、視界の広さや操作のしやすさを意識したデザインになっています。14インチのマルチメディアタッチスクリーンに、12.3インチのTFTカラーメーター、さらに本革シートまで備わっていて、見た目以上に上質な作り込みがされている印象です。
ピックアップトラックと聞くとトラックみたいな簡素な作りかと思いましたが、日常的に乗る人が多いアメリカ仕様ということで充実しているみたいです。
乗車定員は5人で、グレードは「1794 エディション」が用意されており、価格は12,000,000円(消費税込)となっています。た、高い。。。
買う前に知っておきたい注意点
ここが結構重要なポイントなのですが、今回日本に導入されているタンドラは、あくまで米国仕様の左ハンドル車です。ハイランダーの方はニュージーランド仕様の右ハンドルで導入されていますが、タンドラは左ハンドルのまま入ってきています。
しかも、法規対応として最低限必要な部分(発煙筒の搭載や灯火類など)以外は、基本的に海外仕様のままという点も押さえておきたいところです。具体的には、マルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイの日本語表示、ナビ連携、ラジオ、ソフトウェアアップデートなどのマルチメディア機能や、トヨタセーフティセンスの一部機能、コネクティッドサービスは正常に作動しないとされています。一方で、Apple CarPlayやAndroid Autoは使えるので、スマホでナビを使う分には日本語表示にできるようです。
また、車外騒音や排出ガス性能、フォグランプなども現地仕様のままなので、日本仕様の車と単純に性能を比較できるものではありません。塗装品質についても海外市場向けの仕上がりということで、多少の色ムラや磨き跡、凹凸が見られることもあるとのことです。
正直なところ、これは「正規輸入車」というより「並行輸入車」に近い感覚で捉えておいた方がいい部分だと思います。多少の割り切りができる人向けの1台、というのが率直な印象です。
まとめ
ハイランダーの全国発売が話題になる裏で、実はこっそりタンドラという規格外のピックアップトラックも日本に上陸していました。サイズもパワーもとにかくスケールが違う1台で、家電とは全然畑違いですが、ガジェット目線で見ても普通に面白い存在だと思います。
海外仕様ならではの注意点はいくつかあるものの、それを踏まえた上で「これぞアメリカンピックアップ」という存在感を楽しみたい人にとっては、選択肢に入れてみる価値のある1台ではないでしょうか。
ハイラックスも新型になりましたが前の方が好きだな。。。笑
