「家電Wiki」シリーズは、家電製品の気になる機能の特徴と仕組みを解説いたします。
今回紹介するのは三菱の冷蔵庫に搭載されている「氷点下ストッカーD A.I.」という機能についてです。
「氷点下ストッカーD A.I.」とは
「氷点下ストッカーD A.I.」は約-3℃~0℃で、食材を冷凍せずに最大約10日間保存ができる機能です。
牛・豚のかたまり肉やステーキ肉は約10日間、鶏肉、ひき肉や薄切り肉などは約8日間、魚は約5日間、刺身は約3日間保存が可能です。
機能の仕組み
この機能は、氷点下なのに凍らない過冷却現象を応用した技術です。過冷却とは時間をかけてゆっくり氷点下に冷やすことで、0℃以下になっても液体が凍らない現象です。
この技術を応用したことで、食材が氷点下以下まで冷やされているにも関わらず、凍っていない状態で保存することができます。
冷蔵室やチルド室よりも低温で保存するので、食材の変色を抑え、鮮度が長持ちします。
使用のメリット
メリットは生鮮食品を変色を抑えて長期保存できるということです。
実際に保存している画像がありますが、このように変色を抑えられます。
ほかにも、解凍がいらないというのが大きなメリットでもあります。
凍ることがなく生のまま保存ができるので、いざ使いたいときに解凍しなくてもすぐに調理をすることができます。
おすすめの使い方
生鮮食品をまとめ買い
生鮮食品をまとめ買いしても、凍らせずに保存ができるので調理するのが便利になります。
凍らせて保存するくらいなら、都度購入したいという方でも、凍らせずに保存できるので使い道として広がりますね。
冷凍したものを解凍する
冷凍した食材を氷点下ストッカールームに入れておくことで、ドリップを抑えて解凍することができます。
その日の朝に入れて、夜ごはんに使用することもできます。
レンジなどで解凍すると熱が入ってしまったり、冷蔵庫で解凍すると温度差によってドリップが発生してしまったりするので、美味しく解凍したい場合にはおすすめの機能です。
飲み物をキンキンに冷やす
冷蔵室の温度はだいたい3~6℃くらいですが、氷点下ストッカーは約-3℃~0℃と低くなっています。通常-3℃まで冷やしてしまうと飲み物は凍ってしまいますが、氷点下ストッカーだと凍らずに冷やすことができます。
普通の冷蔵庫よりも飲み物を冷やせるので、缶ジュースやビールなどをキンキンにして飲むことができます!
ということで今回は、三菱の冷蔵庫に搭載されている「氷点下ストッカーD A.I.」についての紹介でした。
高機能チルド室界隈では、他メーカーに比べるとかなり優れていると思います。
悩んでいる方は是非ご検討いただければと思います。
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