「家電Wiki」シリーズは、家電製品の気になる機能の特徴と仕組みを解説いたします。
今回紹介するのはシャープの冷蔵庫に搭載されている「雪下シャキット野菜室」という機能についてです。
「雪下シャキット野菜室」とは
「雪下シャキット野菜室」は雪国で雪の下に野菜を保管し、長期間鮮度を保つ方法を再現し、低温密閉状態で野菜の水分を保ち、甘みをアップすることができる機能です。
シャープの上位モデルの冷蔵庫に搭載されている機能です。シャープの冷蔵庫は野菜室の形状が少し特殊ですが、どの形状の野菜室でも上位モデルにはついている機能です。
機能の仕組み
「雪下シャキット野菜室」は主に2つの構造でその機能を実現しています。
3面輻射冷却
雪下の環境に近づけるため、野菜を3面から包み込むように冷却します。
また、冷却は直接冷気を当ててしまうと、野菜や野菜室内が乾燥してしまうので周りの冷凍庫の輻射冷却で庫内を冷やしています。
この機能により庫内の湿度を90%以上に保持できるとしています。(明記はされていない)
うるおいガード
うるおいガードは野菜室の上段ケースが、下段の野菜室を密閉するデザインになっていることで、庫内の乾燥を抑えます。
使用のメリット
メリットは野菜が長持ちすることと、野菜の甘みがアップすることです。
何日間保存ができるとは明記されてませんが、7日間保存時の水分減少率が抑えられ、シャキシャキに保存が可能です。
一方で、変色などが見られるので、他のメーカーの野菜室の方が長持ちさせることについては軍配が上がります。
野菜の甘みに関してですが、低温高湿の環境下では野菜が寒さから身を守るためにデンプンを糖に分解することで甘みがアップする仕組みです。
しかし、これは冷蔵庫に入れれば勝手に低温高湿環境になるので、他のメーカーと変わらない気がします。
「雪下シャキット野菜室」は他のメーカーの野菜室の温度より低温で、2℃〜5℃に設定されています。
おすすめの使い方
おすすめは純粋に野菜の保存です。特にプラスで何か使うことが出来るわけではありません。
野菜は比較的長持ちするので、野菜をまとめ買いするライフスタイルの人にはおすすめです!
ということで今回はシャープの冷蔵庫の「雪下シャキット野菜室」について紹介いたしました。
他のメーカーに比べると機能的に低く見られるシャープの冷蔵庫ですが、冷凍室の圧倒的な広さが魅力の一つです。
それについては、別な記事で紹介いたしますので、ぜひご覧ください!
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