「家電Wiki」シリーズは、家電製品の気になる機能の特徴と仕組みを解説いたします。
今回紹介するのはパナソニックの縦型洗濯機に搭載されている「次亜除菌コース」という機能についてです。
「次亜除菌コース」とは
「次亜除菌コース」は専用の錠剤を利用することで、衣類と洗濯槽のどちらも除菌ができる機能です。
この機能はパナソニックの全自動洗濯機の中で、洗剤柔軟剤自動投入機能を搭載した8kg以上の機種、全6機種に搭載されている機能です。
「次亜除菌コース」の仕組み
「次亜塩素酸」と呼ばれる除菌作用のある成分を利用していますが、錠剤を入れることで水と反応して生成されます。ちなみにこの錠剤は別売りで家電量販店などで購入できます。
次亜塩素酸は水道の消毒などにも利用されていますが、強力な酸化作用を持っており、菌やニオイから電子を奪い酸化させることで除菌や脱臭を行うことができます。
漂白剤やプールの消毒などに使われているのも、次亜塩素酸を含むもので、コロナウイルスの流行時に聞いたことがある人も多いと思います。
「次亜除菌コース」のメリット
「次亜除菌コース」はニオイが気になる衣類の除菌消臭に効果を発揮します。スポーツウェアやタオルなどニオイが残りやすい物を洗う際におすすめで、コースを使用することでニオイ菌を除菌、消臭をしてくれます。
また、同時に洗濯槽内の除菌もしてくれるので、洗濯槽のカビやニオイなどにも効果的です。
コースの運転時間は約66分(機種によって約63分)なので、日常で使うのにもおすすめです!
おすすめの使い方
タオルの洗濯
ニオイが残りやすいタオルは「次亜除菌コース」を使うのがおすすめです。タオルは濡れてしまうことが多く菌が繁殖しやすいですが、通常の洗濯や洗剤の力では落としきれないこともあります。
ニオイが気になった時に使ってみるのもおすすめです!
スポーツウェアの洗濯
スポーツ時の汗は、衣類の内部に染み込んでしまって洗濯しても落ちにくいことも。「次亜除菌コース」を使うことで、染み込んだ菌の細胞内でも酸化作用を発揮し、スポーツウェアの汚れが落ちやすくニオイもとってくれます。
というわけで今回は、パナソニックの洗濯機に搭載されている「次亜除菌コース」について紹介してみました。
注意点として、強い酸化作用があることから、金属がついている衣類への使用は使用が禁止されています。理由はとても簡単で、金属が酸化する=サビてしまうからです。そのサビによって衣類が変色してしまうリスクがあるので、使用する上で注意しなくてはなりません。
個人的には洗濯槽への影響が気になりますが、ニオイが気になる人にはおすすめの機能です!
ぜひチェックしてみてください!
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