「家電Wiki」シリーズは、家電製品の気になる機能の特徴と仕組みを解説いたします。
今回紹介するのはSHARPのドラム式洗濯機に搭載されている「ハイブリッド乾燥NEXT」という機能についてです。
「ハイブリッド乾燥NEXT」とは
「ハイブリッド乾燥NEXT」は、通常の乾燥機能で使用される「ヒートポンプ」と追加で「サポートヒーター」の2つを使用して乾燥させる機能のことです。
ヒートポンプのみを使用した乾燥よりも電気代がかからないメリットがあります。
「ハイブリッド乾燥NEXT」の仕組み
「ハイブリッド乾燥NEXT」の仕組みは、比較的単純です。
洗濯機の乾燥方式は一般的にヒートポンプ式とヒーター式の2パターンがあります。 ヒートポンプ式はエアコンの除湿モードのようなもので、熱交換器を使用して洗濯槽内を除湿するため、温度が60℃前後と低く、衣類にやさしいのがメリットです。
一方で熱の上昇が穏やかなため、最初の温度を上げるのに時間と電気代がかかってしまいます。
そこでヒーターを設置して加熱を補助することによって、素早く洗濯槽内部を温めることが可能です!
他にも、通常では洗濯槽内の湿った空気を本体の外に出すことで、内部の除湿を行う機種もありますがその際に水分を含む空気も排気しています。そのため、乾燥運転の後半になると槽内の温度が低下してしまい、乾燥能力が低下してしまいます。
「ハイブリッド乾燥NEXT」では排気をせずにヒーターを使用して乾燥時の温度低下を防ぎながら、乾燥をしてくれます。
排気をしないことで乾燥効率が悪くなるので、洗濯〜乾燥時間は他のメーカーよりも1時間程度長い約150分を要しますが、省エネ性を重視しているためとのことです。
「ハイブリッド乾燥NEXT」のメリット
とにかく省エネ!電気代が安い!
機能の紹介にて説明した通りですが、電気代がとにかく安くなっています。
他のメーカーのドラム洗濯機の電気代は、洗濯~乾燥まで大体30円くらいですが、「ハイブリッド乾燥NEXT」を搭載している機種はわずか18.3円と、かなりの省エネっぷりです。
ドラム式洗濯機を使うとなれば、乾燥の機能を使う頻度が多くなると思いますのでなるべく電気代を抑えて乾燥機能を使いたい人なんかには、非常におすすめの機能となっています。
厚手のものもしっかり乾く!
温湿度センサーとさらにはAIが搭載されており、布質などに合わせてしっかり乾かしてくれるので、厚手のものも生乾きになりづらいです。最近のドラム式洗濯機にはセンサーなどが充実していますが、「ハイブリッド乾燥NEXT」搭載の機種は高性能のセンサーとAIを使用しているので他のメーカーよりも乾燥の質が高いのがメリットとなります。
ということで今回はSHARPのドラム式洗濯機に搭載されている「ハイブリッド乾燥NEXT」について紹介をしました!とにかく省エネ重視の人におすすめの機能となるので、ドラム式洗濯機を購入する際の参考にしていただければと思います!
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