「家電Wiki」シリーズは、家電製品の気になる機能の特徴と仕組みを解説いたします。
今回紹介するのは日立の洗濯機に搭載されている「風アイロン」という機能についてです。
「風アイロン」とは
「風アイロン」は時速約300km/hの風を洗濯槽に吹き付けることで、衣類のシワを伸ばして乾燥をしてくれる機能です。
ドラム式洗濯機はたくさんの衣類を乾燥すると衣類同士が重なり合うため、どうしてもシワができてしまいます。
しかし、「風アイロン」は速度の速い風で衣類のシワを伸ばしてくれるので、他のメーカーの機種に比べてシワになりにくく、少ない容量であればワイシャツでもそのまま着れるレベルのシワに抑えてくれます。
機能の仕組み
「風アイロン」は時速約300km/hの高速風を洗濯槽に吹き付けることで、衣類を舞い上がらせてシワを伸ばすものです。
同時にエコフラップと呼ばれる開閉式吸気口と開く角度でドラム内の湿度をコントロールして衣類を蒸らすことで、シワのできやすい袖まできれいにシワを伸ばすことができます。
この機能のおかげで風アイロンを搭載している機種は、風アイロンを搭載していない機種と比較してシワがかなり軽減されます。
使用のメリット
使用するメリットはズバリ「シワを抑える」ことです。
ドラム式洗濯機の乾燥機能は、どんなに高い機種を購入してもシワになってしまうことがあります。特に、たくさんの衣類を乾燥させるときは、衣類のシワが伸びずにシワになりやすいです。
「風アイロン」搭載の機種を使うことで、シワを防ぎながら乾燥ができます。
「機能の仕組み」で紹介した、湿度のコントロールは乾燥容量が4kgまでで、最大の乾燥容量である6kgの場合だと利用することができません。
6kgでは流石にシワができてしまうので、現実的にそのまま着るとしたら4kgが限界だと思います。
おすすめの使い方
おすすめの使い方としては4kgまでの衣類の乾燥です。
洗濯容量は13kgなので3分の1以下になり、全てを乾燥させることは難しいです。
シワになりやすい衣類や、シワが気になる衣類は洗濯後に抜いて、シワになっても気にならない衣類だけで乾燥するのがおすすめとなります。
二人暮らしであれば毎日洗濯〜乾燥をすることで、全部の衣類を少ないシワで乾燥できますが、毎日使うと電気代が上がるので、検討する必要があるかもしれません。
ということで今回は日立のドラム式洗濯機に搭載されている「風アイロン」という機能の紹介でした。ドラム式洗濯機以外にも、大型の縦型洗濯機にも搭載されているので、用途によってお選びいただければと思います。
詳しい機能などに関しては、日立のホームページをご確認ください!
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