2月1日にパナソニック株式会社より発売予定の自動調理鍋「オートクッカー ビストロ」。価格は88,110円で、現在公式通販サイトなどで予約を承っています。
今回この記事では、この「オートクッカー ビストロ」の特徴や、SHARPのホットクックなど、他メーカーの電気調理鍋との違いについて紹介していきます。
「オートクッカー ビストロ」の紹介記事はこちら
自動調理鍋とは
自動調理鍋とは、電気の力で圧力をかけたり、煮込んだり、様々な調理方法を利用して料理を作る家電です。
多くの機種は複数のメニューを搭載しており、基本的に材料を入れてスイッチを押せば自動で作ってくれます。
電気調理鍋、電気圧力鍋、自動調理鍋などの呼び方がありますが、基本的にはほとんど一緒のものです。
電気調理鍋が総称で使われることが多いです。
電気調理鍋の比較記事も紹介しているのでよろしければ、ご確認ください。
「オートクッカー ビストロ」の特徴
今回パナソニックから発売される「オートクッカー ビストロ」はどんな特徴があるのでしょうか。
- 独自の「鍋底かきまぜ」
- 業界最大!1285Wの高火力
- 業界最高クラスの約2気圧
「オートクッカー ビストロ」の紹介記事はこちら
他メーカーの機種との違い
パナソニックから新しく発売となる自動調理鍋ですが、従来からある他のメーカーの機種とどのような違いがあるのでしょうか。
代表的な幾つかの機種と比較してみたいと思います。
かきまぜ機能付きの電気鍋比較
かき混ぜ機能がついている機種は、「シャープ ホットクック」と「ハイアール ホットデリ」の2機種のみです。
この2機種とパナソニックの「オートクッカー ビストロ」との違いは、かき混ぜ機構にあります。
「ホットクック」と「ホットデリ」はかき混ぜ機構が本体内部の上部に付いていて、内ぶたに回転軸があります。
対して、「オートクッカー ビストロ」はホームベーカリーのように鍋底にかき混ぜるための羽根がついています。
メリットとしては「しっかり混ざる」点と「焦げ付きにくい」点です。
かき混ぜ機構が上部についている場合、内なべの中にたまる食材をかき混ぜる際に、どうしてもかき混ぜられない部分が出てきます。
内なべの底の角?というか外側の部分はかき混ぜ機構が届きません。
その部分は食材が滞留し、内鍋に接しているため焦げ付きやすくなってしまいます。自動調理鍋なので焦げ付くほどにはならなくても、部分部分でムラができてしまいます。
「オートクッカー ビストロ」は鍋底に設置された羽根が、食材をさらうようにかき混ぜてくれるので、全体的にしっかり撹拌することができます。
シャープ ホットクックとの違い
大人気の「ホットクック」とは、どのように違うのでしょうか。
大きな違いは圧力機能がついているかどうか。
圧力機能がついていると、大きな肉や魚の骨までしっかり火が通り、柔らかく調理ができます。
圧力機能が付いていると時短になるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、圧力をかけると調理後に圧力を抜く「減圧」という工程を挟むので、調理時間はそこまで大きくは変わりません。
肉じゃがの調理時間で比べてみると、「ホットクック」が4人分を約35分で調理できるのに対して、「ビストロ」は4人分で約40分となっています。
調理レシピの違いを見ていくと、カレーは「ホットクック」「ビストロ」ともに全自動でできます。時間的には「ホットクック」が4人分で約45分、「ビストロ」が4人分を約35分で調理が可能です。
圧力の有無で時間はそこまで変わりません。
シロカ おうちシェフPROとの違い
シロカの「おうちシェフPRO」は業界最大クラスの圧力と、自動の減圧機能で時短調理を実現している機種です。
「おうちシェフPRO」SP-2DM251は1~3人分までの調理ができるのもで、「ビストロ」と比べると少し小さいです。「おうちシェフPRO L」SP-5D151 / SP-5D152は4~6人分を調理可能で、容量的には「ビストロ」より大きくなります。
今回は「おうちシェフPRO L」と比較したいと思います。
4人分の豚の角煮の調理時間は「おうちシェフPRO L」が224分と、なんと3時間44分かかります。「ビストロ」は110分となっており、「おうちシェフPRO L」が大幅に時間がかかります。
「おうちシェフPRO L」が肉じゃが4人分は約56分で、「ビストロ」はで約40分です。時短モードを使えば、「おうちシェフPRO L」はもっと早く調理することができます。
操作性などはどちらも液晶表示があるので、そこまで変わらないと思います。
お手入れ部分は「おうちシェフPRO L」が圧倒的に多いので、お手入れが面倒な場合は、「ビストロ」の勝ちでしょう。
アイリスオーヤマ 電気圧力鍋との違い
アイリスオーヤマの電気圧力鍋KPC-MA4は、容量的には一番「ビストロ」に似ているものです。
最大出力は1000Wで業界最高クラスでしたが、「ビストロ」の1250Wによってその座を明け渡します。
大きな違いは、アイリスオーヤマの機種は鍋モードに対応していることです。ふたが取り外せるので、本体のみで炒め調理や、鍋をそのまま楽しむことができます。
「ビストロ」ではできないことです。
カレーは煮込んでから刻んだルーをを入れる必要があります。
調理時間は65分と、「ビストロ」の約35分に比べて倍近くかかってしまいます。
価格的には「ビストロ」の6~7分の1で購入できますが、機能的には劣っている部分もあります。
しかし、鍋モードは非常に便利な機能なので、鍋をしたい方におすすめです。
容量が少ないKPC-MA2を紹介している記事や動画などがあるので、気になる方はチェックしてみてください。
お手入れ部品数の比較
お手入れ部品数は以前に比較していますので、下記の表をご覧ください。
「ビストロ」は基本的なお手入れは4つの部品のみなので、圧力機能付きの機種の中では圧倒的に少ないです。
調理も簡単で、お手入れも簡単なのはうれしいことですね!
今回は代表的な機種との比較をしてみました!
パナソニックの「オートクッカー ビストロ」気になる方は、家電量販店でチェックしてみてください!
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