梅雨の時期にあると嬉しい家電といえば除湿機。
除湿機の価格帯はさまざまで1万円台から6万円以上するものまで数多くの種類があります。
この記事では除湿機の選び方について解説していきます。
除湿機とは
除湿機は部屋の空気を吸い込み、本体内部でその空気を除湿して、乾いた空気を排出する家電です。
価格帯が広い要因として、除湿する方法によって価格が変わります。
また、この除湿方法の違いでどの時期の除湿に向いているかが変わります。
用途や使う時期が決まっている人は要チェックです!
除湿機の選び方
除湿方式
除湿機は除湿の仕方がいくつかの種類に分かれます。
コンプレッサー式
コンプレッサー式は冷却器を利用して除湿するものです。
湿った空気は冷やされると、保有できる水分量が減るため、空気から水が分離します。
それで水をタンクに回収します。ヒーターを利用しないので、電気代が安く省エネですが、冷却器を使用するため本体が重くなります。
また、冷却器で冷却する場合は、外気温が高い方が温度差が大きく除湿しやすいので、夏場の除湿に最適です。
デシカント式
デシカント式はデシカント素子と呼ばれる吸湿材を使っています。
デシカント素子に吸着した湿気をヒーターで乾燥させることで、湿った空気を熱交換機に放出して除湿します。
ヒーターを使用することで、電気代が高くなりますが、本体が軽いので移動するのに便利です。
いろいろな部屋に移動させて、使いたい場合におすすめです。
ヒーターを使った温度差で除湿をするので、冬場の除湿に強く、夏の除湿には向きません。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は上記の2つの方式を合わせたものです。
夏場に強いコンプレッサー式と冬場に強いデシカント式を組み合わせて、1年中しっかり除湿ができるものとなっています。
デメリットとしては、価格が高くなることです。
除湿能力
除湿能力は1日に除湿できる水の量を示しています。
1日の除湿量は設置する部屋の広さの目安になります。
木造か鉄筋などでも大きく違うので、購入する際は参考にしましょう。
当たり前のことですが、大きな機種を購入すると除湿も早くなるので、早く除湿をしてほしい場合は、大きめの機種がおすすめです。
タンク容量
除湿能力が高くても、基本的にタンクの容量までしか除湿できません。除湿能力が高い機種は大きなタンクを搭載している場合が多いです。
しかし、タンクが大きいと排水するときに重たくなるので、女性や年配の方は大変になってしまいます。
一方で、タンク容量が大きい機種のほうが、連続して運転できる時間が長くなるので、排水の手間が省けます。
清潔性
除湿機は本体に水をためる家電なので、内部が汚れてしまいます。
内部乾燥機能が付いている機種であれば、本体内に残った水分を乾燥できるので、カビやニオイの心配が少なくなります。
また、マイナスイオンを搭載している機種は、マイナスイオンの効果で内部の除菌の効果がある機種もあります。
マイナスイオンが内部にも効果があるのかは機種によって変わります。
消臭機能
除湿機は衣類乾燥の機能が付いていることも多いですが、部屋干しで気になるのは「生乾き臭」。
マイナスイオンが搭載されている機種は、消臭の効果もあるので、干す時間を短縮しつつ、洗濯物のニオイを軽減してくれます。
ここまでが、除湿器の主な選び方です。
おすすめの除湿機は別な記事で紹介したいと思いますので、気になる人はチェックしてみてください!
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