濡れた髪を乾かすときに活躍する家電といえばドライヤー。
ドライヤーは種類が多く、50種類以上の機種が並んでいる店もあります。価格帯も2,000円台から50,000円のものまでさまざまです。
そんなドライヤーの中でここ数年人気を博しているのが、パナソニックのドライヤー「ナノケア」です。
何年も出荷台数1位に輝くこのシリーズの人気の秘密はなにか!
この記事ではドライヤー「ナノケア」の解説をしていきます。
「ナノケア」とは
「ナノケア」はパナソニックが開発しているマイナスイオン「ナノイー」を搭載した美容家電のシリーズです。
ドライヤーやヘアアイロン、スチーマーなどがその名を冠していて、特にドライヤーは大人気の商品となっています。
ドライヤー「ナノケア」の歴史
初代「ナノケア」は2005年に発売されました。
初代機種は1万円を超える高価格商品でしたが、発売初年度で約20万台を販売し、3年で国内累計販売台数が100万台を突破、2018年には1000万台を突破しました。
2021年には各美容雑誌やベストコスメなどの各賞を11冠も受賞し、大人気商品ということがわかります。
「ナノイー」ってなに?
「ナノイー」はパナソニック独自のマイナスイオンですが、通常のマイナスイオンに比べると約1,000倍の水分が含まれています。
また、通常のマイナスイオンは髪の表面に付着するだけなのに対して、「ナノイー」は髪に浸透して水分を与えるので髪の中からしっとりまとまる髪になります。
水分量が多いことから、地肌の乾燥を抑えて健やかな地肌を保ちます。
髪へのうるおいが1.9倍、水分発生量が18倍の「高浸透ナノイー」搭載の機種もあります。「高浸透ナノイー」は髪のキューティクルのすき間から髪の内部に入り込み、髪の内側からうるおいを浸透させます。
「ナノケア」シリーズ
ここではドライヤー「ナノケア」の機種について解説していきます。
ドライヤー「ナノケア」は現在5機種がラインナップされていて、グレードによって機能が違います。
「ナノケア」シリーズの機能
温冷リズムモード
温風と冷風を自動で交互に切り替えて、髪にツヤ感を与えます。
温風であたためてクセを伸ばし、冷風でしっかりキープします。
髪の表面が整い、ツヤツヤの髪にしあげます。
インテリジェント温風モード
室温に合わせて、風温をコントロールするモードです。
暑い季節にも温風の暑さを軽減することで、快適に髪を乾かすことができます。
毛先集中ケアモード
温冷リズムモード同様に、温風と冷風を交互に自動で切り替えする機能です。
加えて周囲の温度をセンサーで検知し、最適な切り替え間隔で毛先の広がりを抑え、まとまりがアップします。
スキンモード
水分たっぷりの「ナノイー」をお肌に届けるモードです。
肌のうるおいを保ち、しっとりした肌へ導きます。
「ナノケア」シリーズ機種
最上位モデル EH-NA0J
この機種は2022年9月に発売の機種で、2022年10月現在の最上位モデルです。
従来の「ナノケア」シリーズとは大きく違うデザインをとり、小型化、軽量化を叶えた機種になります。
「ナノケア」シリーズとして新たに風温センサーを搭載し、髪に当たる風の温度が高くなりすぎないように調整し、熱ダメージを防ぎます。
風量が「ナノケア」史上最大の1.6m3/分と速乾性に優れています。
「高浸透ナノイー」を搭載しており、使い続けることでなめらかな髪に導きます。
EH-NA0G
従来型の「ナノケア」の最上位モデルです。
風温センサーの搭載がなく、吹き出し口の温度が少し高くなりますが、「高浸透ナノイー」を搭載しているので、髪への水分量が「ナノイー」の1.9倍と髪の内部までうるおいが浸透します。
風量は1.5m3/分と2番目に強いので、髪の長い女性にもおすすめの機種です。
EH-NA9G
「高浸透ナノイー」非搭載モデル。
通常の「ナノイー」を搭載し、価格を抑えたモデルです。
風量が1.3m3/分まで小さくなりますが、全モデルに搭載されている「速乾ノズル」のおかげで、乾くのにそこまで時間がかかることはありません。
EH-NA9F
「ナノケア」シリーズ唯一の海外対応モデル。
ドライヤー本体に変圧機能が装備されていることで、変圧器などを使わずに使用することができます。
海外旅行をする方で、旅先でもうるおいのある髪でいたい人におすすめです。
EH-NA2J
「ナノケア」シリーズで1番シンプルなモデルで、通常のドライヤーのマイナスイオンが「ナノイー」になった機種です。
部屋の室温に合わせて風温を下げる「インテリジェント温風モード」や髪にツヤを与える「温冷リズムモード」などの機能は非搭載の機種です。
EH-NA0Jを使ってみた!
外観
形状がT字型に近いものになりました。
スイッチ部分
感想
実際に使ってみて一番感動したのは、寝癖がほとんどなくなったことです!
いつもはダイソンのドライヤーを使っていて、朝は髪が大爆発していましたが、パナソニックの「ナノケア」を使ってから、寝癖がほぼ付きません。
あとは乾くのが早い気がします。
風量的には1.6m3/分と他の機種に比べるとそこまで大きい数値ではありません。
しかし、風圧を上げることができるのが、吹き出し口についた「速乾ノズル」です。
この速乾ノズルは風を集めて毛束をほぐして早く乾かすための部品です。
速乾ノズルのおかげでかなり早く髪が乾きます。
風量は1.6m3/分と数値的にはそこまで高くないですが、風圧がUPすることで、同じ 1.6m3/分の風量のEH-NE4Eと比べても強い風を出すことができるんです。
あとは以前の機種に比べると風温をコントロールしてくれるため、熱くならなくていいです。以前までの機種は実際に使用するとかなり熱くて、地肌が乾燥してしまうことが多かったです。というか熱くて火傷しそうになります。乾燥しかゆくなったりすることも少ないので、地肌への影響も少なそうです。
まとめ
速乾性がありながら、髪にやさしくなおかつうるおいを与えながら、乾かしてくれるパナソニックの「ナノケア」シリーズ。
販売累計台数が1000万台を突破する人気の理由も分かります。
ということで今回は「ナノケア」シリーズの紹介でした。
気になった方は家電量販店などでチェックしてみてください!
人によっては一回使うだけで、ツヤが出て全く違う髪の仕上がりになる方もいます。
使ってみるのがおすすめなので、ぜひお試し下さい!
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